あお卓ログ

卓のことつれづれ。

Twilight Christmas

 

f:id:sakura_ao_log:20201221014058p:plain


監督:さくら藍 俳優:さしみさん
日程:2020年12月20日
システム:銀剣のステラナイツ
シナリオセッティング:「薄暮の星花」(アレンジ)
舞台:「あなたが最も恐れるもの」(アレンジ)
ログにはシナリオ、舞台のネタバレが含まれます(アレンジしていますが、ベースを使っています)

ブリンガー×シースの完全BLステラナイツ 第二弾だよ!!!!!

同ペアの第一弾はこちら

sakura-ao-log.hateblo.jp

 


ブリンガー 

f:id:sakura_ao_log:20201214010959p:plain

リルヴァロン・シス・コストナー
白色のバラ
娼館店主。レネに一目惚れして奴隷商人から買い取る。
スパダリ攻。

シース

f:id:sakura_ao_log:20201214011033p:plain

レネ・フォン・クラウゼ
元の世界がロアテラに食われて飛ばされてきた翼人。
リル様に買い取られる。受

公式から学園都市セッティングで使えるデュエットサプリが出てからずっとやりたかったデュエットセッション。
5月に砂糖を吐きそうだったふたりでどうしてもクリスマスがやりたい!!というわたしのわがままで、クリスマスを盛り込みました。

続きからログ。BL要素強めです。
デュエットセッション=ブーケ無限に使えるので、ダイスブーストなど宣言を省略している箇所もあります。

 

 魂が輝くものなれば、どこかに影が落ちるもの
 それがふたつの輝きなれば、影は交差し形を得る
 
 ――銀剣のステラナイツ

 騎士であるならば剣をとれ
 黄昏を打ち払うのは、あなたたちだ

監督 : 降誕祭
それはかつてこの星の元の姿、地球にあったとされる、「クリスマス」と呼ばれるお祭り。
積層都市アーセルトレイには今もまだ、その風習が残っています。

街は華やかなクリスマス・マーケットが開かれ、
人々は浮足立った雰囲気で街を歩いています。

監督 : 第一章 クリスマスイブ前日

監督 : ふたりは、悪夢を見て目を覚まします。
ふたりが心の奥で恐れているものが、夢に出てきたようです。

レネ : 「……」
いつもより少し早く目が覚めてしまった。浮かない表情で落ち着きなく、窓の外を見つめている。

レネ : 顔を洗いに行かなきゃと思いながら、なかなか部屋を出る気にならない。

リルヴァロン : …夢見が悪いな…と少し気分が優れないながらも、昨晩は一緒の部屋で過ごさなかった愛しい人の部屋の前へとやってきた

リルヴァロン : コンコン、と部屋をノックする

レネ : 窓を開けると、冬の差すような冷たい風がひゅうっと入ってきて、身震いしてすぐに閉める。
「さむい……」
小さく呟くと、コンコン、とノックの音。

レネ : 「あ、……はい!」
扉に駆けて、扉を開けると
「リルヴァロン様……おはよう、ございます」
少しほっとした表情で見上げて

リルヴァロン : 中から返事が返ってくると、パタパタと駆けてくる音がする
ひょこっと顔をのぞかせ、あいさつをする可愛いレネ
「おはよう、レネ、…何かありましたか?あまり表情が優れないように見えますが…」
なんだか普段より、元気がないように見える

レネ : レネの希望は今日も眩しい、けれど少し陰りがあるような。そう思っていると、自分の表情を指摘されて

レネ : 「あ、……はい。えっと……」
リルヴァロンの袖をきゅっと掴んで

レネ : 「……怖い夢を、見て……」

リルヴァロン : 袖を掴み、不安な表情を見せるレネ
「…あなたも、ですか…」

リルヴァロン : 2人して悪夢を見る、なんて、たまたまだろうか…

リルヴァロン : レネを安心させるように、袖を掴んだ手を握りながら頭を撫で
「ひとまず、食事にしましょう。お腹を満たせば、気分も回復するでしょうし」
そう言って笑顔を見せる

リルヴァロン : 「それからクリスマスの準備もしなければ」
レネの手を引き食堂へと向かう
今はとりあえず、レネの不安を少しでも取り除きたかった

レネ : リルヴァロンの言葉にぱっと顔を上げて

レネ : 「……リルヴァロン様も?」
復唱するように言う。表情の陰りはそのせいか――何の夢か、聞こうとしたところで頭を撫でられる。
「わっ、……」
手を握られると、不安が少し和らぐ。

レネ : 「……そう、ですね」
リルヴァロンの夢の内容は気になるが、その言葉には一理ある。
「は、はい。……クリスマス……」
ぽつりとつぶやいて、手を引かれるまま食堂に向かう。

レネ : 「リルヴァロン様、……あの、僕、クリスマスって……よくわからなくて……何か、準備した方がいいもの、ありますか?」

リルヴァロン : 「…おや、そうでしたか。レネはクリスマス、初めてでしたね」
そう言って、にこりと微笑む

リルヴァロン : 「でも、レネは何も準備することはないですよ。そうですね…私と、一日中、一緒に過ごす準備をしてもらえればそれで充分ですよ」
ふふふと笑う
実際そうなのだから、レネさえいれば、一緒に過ごせればと思う

リルヴァロン : 「…その時に、部屋の飾りつけをしてもいいですし、一緒におでかけでもかまいませんし…クリスマスは、大事な人と一緒に過ごす日ですから」
そう言って、隣にいるレネの頭を撫でる

レネ : 「はい、あの、12月に入ってから、町がきらきらしていて……でも、どうやって楽しめばいいのか、よくわからなくて」
リルヴァロンの言葉に、目をぱちぱちと瞬かせて

レネ : 「良いんですか?……えっと、でも」
何かを言いかけて口ごもる。
「……大事な、ひと……」
ぽつりとつぶやいて、頭を撫でられると恥ずかしそうにリルヴァロンを見上げて

レネ : 「……でも、リルヴァロン様は、……クリスマスの日は、お仕事は大丈夫ですか?」
忙しい人だ。まず思い浮かんだのはそれだった。

リルヴァロン : ぱぁっと笑顔になったり、心配そうな顔をしたりと、コロコロ変わる表情を愛しく思いながら、ふふっと笑う
「仕事は大丈夫ですよ。クリスマスはあなたと一緒にいられるように、頑張りましたからね」

リルヴァロン : クリスマス、レネと一緒に過ごすために、ここ数日合う時間を削って、寝るのも別にして死に物狂いで仕事をこなしたのだ

リルヴァロン : 「だから、この数日はレネと過ごすために終日空いていますよ、レネさえ嫌じゃなければですけれどもね」
と微笑む

レネ : リルヴァロンの言葉に、握る手の力をきゅっと強めて
「……嫌だなんて、絶対にないです」
呟いて、食堂の前で立ち止まってリルヴァロンの肩にそっとすり寄って
「今期の学校、……明日で、終わりなんです。だから……一日、一緒にいられますね」
休暇を一緒に過ごせること自体が少し久しぶりで、やや声が弾む。

リルヴァロン : すり寄ってきたレネが可愛くて、自分からも肩口にある頭へ頬を摺り寄せる
「よかった、断られたらどうしようかと思いました」
と少しおどけながらも嬉しくなる
「レネが学校から帰ってくるのが待ち遠しいですね、さぁ食事をして、クリスマスを一緒に楽しみましょうね」

リルヴァロン : そう言って食堂のドアに手をかける
その時には、悪夢の事を少しばかり忘れて、レネと過ごすひと時を楽しんでいた

レネ : 「……はい」
微笑んで、少しくすぐったそうに微笑んで
「楽しみです、……クリスマス」
まだ少し言いなれない。ふわふわとした感情の奥に、悪夢の記憶は少し薄れて――

監督 : 第一章 end

監督 : 第二章
クリスマス・イヴ当日。
午後三時半過ぎ、ふたりの視界は一瞬ぐらつき、言葉にならない声が響きます。
どうやらその声は、あの悪夢で聞いた声と同じよう。
もしかしたらパートナーも、その声を聞いているかもしれません。

レネ : (……なんだろう、この声……)
不安に思いながら帰り支度をし、聖アージェティア学院の門に向かう。

リルヴァロン : ゾクッと背筋が凍る
校門の前でレネを待っていると、昨夜の夢で聞いた声が聞こえた気がした
…気のせいか…?

レネ : 何者かの視線と気配を感じながら、門まで歩くとリルヴァロンの姿が目に入って
「リルヴァロン様、っ!」
とっとっとっと小走りで駆け寄り
「ま、待っていて、くださったんですか……?」
手をそっと取って、両手でぎゅっと掴む。冷たい。

リルヴァロン : 自分の名を呼ぶ声に目を向けると、小走りでかけてくるレネの姿
手を取られ、待っていたかとの声に、自分の手が冷えていたのだと気付く
「いいえ、私が待てなかったので、迎えに来ました」
ふふっと笑う

レネ : リルヴァロンの笑顔が眩しい。へへ、と微笑んで
「こんなに、冷たくなるまで……ありがとう、ございます」
手をすりすりと擦って温めたい。さっきまで温かい室内にいたから、自分の手の方が温かいはず。

レネ : 「あの、今日、友達に教えてもらったんです。この近くで、クリスマスマーケットをやってるって。……一緒に、行きませんか?これから……」

リルヴァロン : レネに手をすりすりと温められ、ふっと微笑む
本当に、あなたは…
…ここが学校の前だと思い直し、平静さを装う
「クリスマスマーケットですか。いいですね。そこで、ツリーの飾りも買いましょうか」

リルヴァロン : そう言って、自分のしていたマフラーをレネに巻いてやる
「外は冷えますから、レネも温かくしてください」
そして、手を取りマーケットの方角へと足を向けた

レネ : マフラーをぐるぐると巻かれて
「わ、っ、……こ、これじゃあ、リルヴァロン様が、寒くなっちゃいます」
手をつないでリルヴァロンを追いかける

リルヴァロン : 「先ほどレネに温めてもらいましたから」
ぎゅっと手を握りしめる
「レネは急に外へでて寒いでしょう。風邪をひいてしまっては大変ですから」
手をつなぎながら歩き、マーケットの入り口までやってくる

レネ : むう、と、口をとがらせて、立ち止まる。
「リルヴァロン様、……」
じ、っと見上げて、一度自分のマフラーを解き、端を短めに巻きなおす。
「えいっ」
少し背の高い相手に、ひょいっと少し背伸びしてマフラーを掛ける。できるはず。多分。

レネ : 「……これでよし」
あんまり他意はなく、単純に、相手も寒いのが嫌だって言う感情で。少し満足気に。

リルヴァロン : 急に立ち止まったレネに、声をかけようとすると、名を呼ばれ、目の前にレネのマフラーが飛んでくる
「、っ!」
驚く間もなく、満足げな顔で、よしと呟くレネ

リルヴァロン : 自分の首にはレネのマフラーが少しばかり肩口から落ちたようにかかっている
「…レネ…ふふっ、ありがとうござます、じゃぁ遠慮なく使わせてもらいますね」
そう言って、肩口のマフラーをくるっと巻きなおした

リルヴァロン : 「さぁ、マーケット、楽しみましょう」
再度レネの手を引き歩き出す

system : [ リルヴァロン ] フラスタ : 0 → 1

レネ : 「はい」
リルヴァロンの言葉に頷き、買い物を始める。オーナメントと、小物のセットをいくつか買って
「……あ、リルヴァロン様、あれ……」
ドリンクの出店を見つける。店先では、温めたワイン――グリューワインや、ノンアルコールの温かいジュースも売られている。

リルヴァロン : レネの示す先に目をやり、近づいて店主に声をかける
「一杯ずつもらいますか、私はホットワインで。レネは何がいいですか?」

レネ : 「お……」
同じものを、と言いかけて、やめた。
「え、っと、お酒が入っていないのは、どれですか」
店の店主から二種類ノンアルコールを紹介され、クリームの乗ったココアを注文。

レネ : 最後にお酒を飲んだのは、リルヴァロンと出会う前――元の世界が滅びる前の、お祭りのときだから。こっちの世界のお酒を飲むのは、ちゃんと、安心できる人と二人で過ごしているときの方が良いだろうと思って。

リルヴァロン : 「…レネはお酒、苦手ですか?食事にスパークリングワインなども用意してたのですが、違うもの用意させなければ…」
ブツブツと言い、考えを巡らせる
出会って1年近くなるが、レネの事まだわからないことがある、それを知っていくのも嬉しいし、わからなくてもどかしい気持ちもある

リルヴァロン : だが、それは、レネも同じだろう

リルヴァロン : 私の事知らないこともあるだろうし、どんどん知っていってもらえたらとも思う
これからも、長い付き合いになるのだから

レネ : ドリンクが出されて受け取り、通路沿いの壁を背に立ち止まってココアに口を付けて
「いえ、えっと、苦手では……ないです」
ふるふると首を振って
「ただ、僕、故郷の国で飲んだのが最後で、この世界のお酒、飲んだことなくて……倒れちゃったりしたら、リルヴァロン様に迷惑が掛かるし……」

レネ : 「……だから、その」
声が小さくなって、少し背伸びして、恥ずかしそうにリルヴァロンに耳打ちするように
「お酒を飲むなら……お家で、ふたりでいるときがいいな、って……」

system : [ レネ ] フラスタ : 0 → 1

リルヴァロン : そっと耳打ちされ、ぐっと息をのむ……レネは、これを意図してやっているのでしょうか…
「…レネ、…」
そう言って向き直り思いっきりぎゅっと抱きしめる

system : [ リルヴァロン ] フラスタ : 1 → 2

リルヴァロン : 「あまり、可愛いこと言われると、…」
そう言って心を落ち着かせる
ふぅっと一息つき
「…家へ帰ったら、一緒に飲みましょう」
どうにか冷静になりながら、その場をやり過ごす

レネ : 「わあ、っ」
ココア零しそうになりながら、あわあわとなんとか持ち直して
「……はい」
さっきより赤い顔で、今はまだ少し暖かいココアを飲み切って
「家へ帰ったら、……ですね。……ふふ」
嬉しそうに微笑む。

リルヴァロン : 人の気も知らないでとも思うが、レネにこうやって翻弄されているのも悪くなくて、本当に本当に…
「レネは、可愛いですよね」
と、ふふっと笑ってしまう

リルヴァロン : 「さぁもう少し買い物でもして、家へ帰りましょうか」
そう言ってまた、手を差し出す

レネ : 可愛いと言われるのは、くすぐったいけれど、悪い気はしなくて
「ありがとう、ございます」
少し恥ずかしそうに呟く。リルヴァロンの微笑みに、思わずほぅと見とれて、小さく息を吐いて
「……リルヴァロン様は、きれいです」
と、ぽつりと呟く。

レネ : 「……はい」
リルヴァロンの手を取って、再びゆっくり歩きだす。

system : [ レネ ] フラスタ : 1 → 2

system : [ レネ ] フラスタ : 2 → 3

system : [ リルヴァロン ] フラスタ : 2 → 3

監督 : 第二章 end

監督 : 幕間
ふたりが帰路についていると、ふたりをつけ狙っていた、悪夢――トワイライトが実体化し、ステラナイトを狩るため、ふたりに襲いかかってきます。
しかし、その攻撃は眼前で、ふたりの女神による結界に弾かれました。

ふたりの女神 : 「特例として、願いの決闘場を起動しました」
「今なら変身できるってことよ! さぁ早く! 急いで!」

監督 : ふたりの周囲から人が消え、ステラバトルの時のような結界が張られていきます。

レネ : 「リルヴァロン様、っ……!」
突然の事態に、リルヴァロンにしがみつく。
「あれ……最近、夢に見た悪夢……っ」
遠目に見えるトワイライトの存在に震えて、

リルヴァロン : 急に現れた、悪夢の実体
突然響く女神の声
怯えるレネにハッとする
自分が、怖がっていてはだめだ…
恐怖を感じるそれに、落ち着けと念じながら見据える

リルヴァロン : 自分が見えているモノと、レネの見えているモノ…同じ?
いや、自分のモノとは違うかもしれない、が、とりあえず、変身して戦わねば…

リルヴァロン : 「…レネ、いきますよ…」

レネ : 自分の見えている悪夢と、リルヴァロンの見えているものが同じなのかどうかわからない。けれどレネの目には確かにそれが、自分のかつていた世界を食らったそれが、リルヴァロンをからめとって連れ去ろうとしているように見える。
「は、……はい!」
リルヴァロンの声にはっとして顔を上げるも、震えて、うまく変身の行動が思い出せない。ゆっくりと深呼吸して、リルヴァロンの背中に触れると――自分の姿はそのままに、変身したリルヴァロンの姿があった。

監督 : このままステラバトルに入ります。
今回のステラバトルはイレギュラーなもので、ブリンガーはシースが近くにいることで戦う力を得ることができます。つまり、シースも常に、女神の作った疑似的な願いの決闘場の中にいます。
敗北条件は、『シースの戦闘不能』です。

監督 : 敗北すると、ふたりが築いてきた関係、記憶を全て失ってしまいます。
では、良き戦いを。

監督 : 幕間 end

監督 : 最終章 ステラバトル

監督 : 1 セット
ブリンガーは好きなところに駒を置いてください

監督 : シースもだった

監督 : 舞台のセットルーチンが作動します。
クリスマスマーケットの明るい雰囲気はどこへやら、あたりは非常に薄暗いです。

監督 : おぼろげだったトワイライトの姿が、徐々形を得ていく。
それはふたりが最も怖れるものの姿を、それぞれの瞳に映している。

このラウンドの間、トワイライトの防御力は4になります。

監督 : 【チャージ判定】
ブリンガーはチャージダイス数+ラウンド数のダイスを振ってください。

リルヴァロン : 3sk4 StellarKnights : (3SK4) > 1,3,5 > 成功数: 1

監督 : 【予兆】
トワイライトは、決してふたりを逃さない。膨れ上がる黒い影は、ふたりに悪夢の光景を見せる。
【効果】
この効果が実行される時点で、ガーデン4、5、6にいるキャラクター
全員に【アタック判定:7ダイス】を行う。

監督 : リル様はスキルを使うことが出来ます。

リルヴァロン : 騎士のたしなみ「あなたはキャラクター1体に【アタック判定:2ダイス】を行う」と「あなたは1マス移動する」を好きな順番で1回ずつ行うことができる。

リルヴァロン : 3へ移動

リルヴァロン : 3sk4 StellarKnights : (3SK4) > 1,2,5 > 成功数: 1

リルヴァロン : リロールします

リルヴァロン : 3sk4 StellarKnights : (3SK4) > 3,4,5 > 成功数: 2

リルヴァロン : リルヴァロンは目の前に現れた、悪夢の実現に対し、恐怖を募らせながらも、剣を握りしめた
ふぅっと息を吐き
「…いきます!!!!」
そう言って相手に近づき、剣をふるった

トワイライト : 黒い影、リルヴァロンにはかつて彼の右目を奪った者の姿を映し出す。切り裂かれ、一度は姿を消すも、また距離を取って姿を見せる。

監督 : 【効果発動】
ガーデン4、5、6にはステラナイトはいなかったので、トワイライトの攻撃は空振りに終わった。

監督 : 【予兆】
トワイライトが距離を詰めてくる。
隙を見せれば、即座に攻撃してくることだろう。
【効果】
この効果が実行される時点で、ガーデン3と、その対角線上のガーデン6にいる全てのキャラクターに【アタック判定:8ダイス】を行う。

レネ : 「っ……!」
リルヴァロンの戦う姿を固唾をのんで見守る

リルヴァロン : フラスタ使ってレネを移動

リルヴァロン : 二重に響け白刃:キャラクター1体に【アタック判定:2ダイス】を行い、その後【アタック判定:2ダイス】を行う。

リルヴァロン : 3sk4 StellarKnights : (3SK4) > 1,2,4 > 成功数: 1

リルヴァロン : リロールします

リルヴァロン : 3sk4 StellarKnights : (3SK4) > 2,3,6 > 成功数: 1

リルヴァロン : 3sk4 StellarKnights : (3SK4) > 3,4,4 > 成功数: 2

system : [ リルヴァロン ] フラスタ : 3 → 2

リルヴァロン : レネを突き飛ばし、自分はトワイライトへと攻撃をする
「レネ、危ないから向こうへ!」
そう言いながら、剣を再度トワイライトへと振りかざす

レネ : 「っ……!リルヴァロン様!!」
突き飛ばされて地面を転がるが、特にケガをすることはなく、リルヴァロンを見て叫ぶ

トワイライト : トワイライトは再び、リルヴァロンに襲い掛かる。切り裂かれながら、再び実体を持ち、かつて幼いリルヴァロンの視力を奪った姿に変わって――

トワイライト : 【効果実行】
ガーデン3へ

トワイライト : 8sk4 StellarKnights : (8SK4) > 1,2,3,3,3,4,4,5 > 成功数: 3

system : [ リルヴァロン ] 耐久力 : 16 → 13

トワイライト : 影が鉤爪のように変化し、リルヴァロンに切りつける。

リルヴァロン : 目の前にかつて、自身の目を奪った姿が現れる
ひゅっと息をのみ、襲い掛かる鉤爪を受けてしまう
「ぐっあぁっ!!!」

レネ : 「リルヴァロン様!!」
叫ぶも、駆け寄ろうとして、身体が動かない。

監督 : 【予兆】
トワイライトが動くだけで、人にとっては脅威となる。
その速度ゆえか、質量ゆえか、恐怖の対象によって違いはあれど。
【効果】
この効果が実行される時点で、ガーデン1、2、3にいるキャラクター
全員に【アタック判定:7ダイス】を行う。

リルヴァロン : 咲き誇れ薔薇の花 対象1体に【アタック判定:2ダイス】を行い、その後対象1体に【アタック判定:2ダイス】を行う。その後、あなたの耐久力を2点回復する。

リルヴァロン : 3sk4 StellarKnights : (3SK4) > 1,2,5 > 成功数: 1

リルヴァロン : リロールします

リルヴァロン : 3sk4 StellarKnights : (3SK4) > 1,2,4 > 成功数: 1

リルヴァロン : 3sk4 StellarKnights : (3SK4) > 1,3,4 > 成功数: 1

リルヴァロン : リロールします

リルヴァロン : 3sk4 StellarKnights : (3SK4) > 1,4,4 > 成功数: 2

system : [ リルヴァロン ] 耐久力 : 13 → 15

リルヴァロン : トワイライトが幼い頃、自身の目を傷つけたそれになり、恐怖で汗が伝う
それでも、レネを守らないと、と剣を再び握りしめ気合いを入れる
「はぁあああっ!」
剣を縦に振りかざし、続けざまに薙ぎ払う

トワイライト : 薙ぎ払われ、その勢いで後ろに霧散していくも、それらはリルヴァロンにまとわりつくように、もともと視力のあったであろう目のあたりを狙い、切りつける。

監督 : 【予兆の効果発動】

トワイライト : 7sk4 StellarKnights : (7SK4) > 2,3,5,6,6,6,6 > 成功数: 5

system : [ リルヴァロン ] 耐久力 : 15 → 10

リルヴァロン : トワイライトが、あの時と、同じように…
右目を襲われた恐怖に声にならない叫び声をあげる
「…っ!!!!!!」

レネ : 「リルヴァロン様!!」
リルヴァロンのもとへ駆け寄り(ガーデンの境目だという解釈で……)
「リルヴァロン様、っ、大丈夫、あれは夢、悪夢ですっ……!」
ぎゅっと抱きしめて、諭すように

リルヴァロン : 「…はぁ、は、れ、レネ…」
レネに抱きしめられ、幾分落ち着きを取り戻す

リルヴァロン : 「…だ、大丈夫、です、わかってます、わかって、ます」
そう言いつつも、恐怖が完全に拭えたわけではないが、レネのお陰で、冷静になってきた

監督 : リルヴァロンがアタック判定を使い切り、また舞台のアタックルーチンが3回作動しましたので、ラウンド2に移行します。
舞台のセットルーチンが再度作動します。

監督 : 【セット】
それは、ふたりが怖れたとおりに動き出す。
【効果】このラウンドの間、この舞台が行うアタック判定では、そのダイス数を1個増加する。

監督 : 【チャージ判定】
ブリンガーは4skしてください。

リルヴァロン : 4sk StellarKnights : (4SK) > 1,2,3,6

監督 : 【予兆】
トワイライトの攻撃が迫りくる。
トワイライトはシースに標準を定めながらも、ブリンガーが近づいたら即攻撃できるよう黒い霧を操り、緊迫した空気が流れる。
【効果】
この効果が実行される時点で、ガーデン4にいる全てのキャラクターに【アタック判定:8ダイス】を、ガーデン3には【アタック判定:5ダイス】を行う。

監督 : リルヴァロンはスキルを使うことができます。

リルヴァロン : 閃光の突撃 あなたは1~3マスまで移動する。キャラクター1体に【アタック判定;[1+移動したマス数]ダイス】を行う。

リルヴァロン : 6に移動

リルヴァロン : 5sk3 StellarKnights : (5SK3) > 2,4,5,5,6 > 成功数: 4

リルヴァロン : リルヴァロンは一気に駆け抜け、敵の背後から、攻撃を繰り出す

トワイライト : リルヴァロンの渾身の一撃が決まり、幻影が崩れ、それらは一時霧散したように見えた。しかしそれらは再び形作り、リルヴァロンのもとへ攻撃を返そうとして――

レネ : 「だめ!!そのひとは、僕の大切な人だ!!」
レネには黒い霧がリルヴァロンを飲み込むように見えて、咄嗟に叫び、トワイライトへ飛び掛かる。

監督 : 【効果発動】します。ガーデン4に8ダイス

トワイライト : 9sk3 StellarKnights : (9SK3) > 1,1,2,2,3,3,3,4,5 > 成功数: 5

system : [ レネ ] 耐久力 : 10 → 5

トワイライト : 飛び掛かってきたレネを、黒い霧が弾き飛ばす。

リルヴァロン : 「レネーーーーーーー!!!!!」

レネ : 「っアッ!!」
ぼんっとはじき返されて、背中から地面に落ちる。じんじんして動けない。痛いけど、この世界に落ちてきたときの痛みと比べたら、まだ。
「リルヴァロン様、っ、僕は大丈夫、大丈夫です!」
転がったまま、戦ってくださいと叫ぶ。

リルヴァロン : 「…っ!」
はやく、早くこの戦いを終わらせなければ…!

監督 : 【予兆】
トワイライトは模倣する。
シースの知る最も強きものの姿を。
【効果】
この効果が実行される時点で、シースはパートナーの所有する、最も強力だと思う「種別:アタック」のスキルを選ぶ。
ブリンガーは選ばれたスキルを、セットダイスを消費することなくブリンガー自身に対して使用する。
この際、各【アタック判定】に対し、ダイスブーストが3回使用されたことにして判定を行うこと(ブーケは消費しません)。

リルヴァロン : 二重に響け白刃 キャラクター1体に【アタック判定:2ダイス】を行い、その後【アタック判定:2ダイス】を行う。

リルヴァロン : 3sk3 StellarKnights : (3SK3) > 5,5,6 > 成功数: 3

リルヴァロン : 3sk3 StellarKnights : (3SK3) > 1,1,3 > 成功数: 1

リルヴァロン : リロールします

リルヴァロン : 3sk3 StellarKnights : (3SK3) > 1,2,3 > 成功数: 1

リルヴァロン : ギリッと歯を食いしばり、力をこめる
「行きますっ!」
再び声を上げ、大きく振りかぶって連撃を繰り出す

監督 : トワイライトが実体を持ち始めると、リルヴァロンの一閃が貫く。すると霧が一気に晴れ、トワイライトの姿も、まとわりつくような視線の気配も、消えていきました。

監督 : トワイライト耐久力0になりました。ステラバトル終了です!

レネ : 身体が痛くて動けない。黒い影が少しずつ、リルヴァロンの身体を模していることに気付いて、ごくりと息をのんだところで、それを本物のリルヴァロンの姿が貫いた。
「リルヴァロン様、っ!!」
一気に霧が晴れ、それはバトルの終わりを告げる合図だった。身体の痛みが、少しずつ消えていく。

リルヴァロン : はぁはぁと息を整え、レネの元へ駆ける
「レネ!どこも怪我していませんか?!」

リルヴァロン : レネを抱き起して、様子を見る
「あぁ、レネ、背中は?腕は?それとも…」
といたるところを怪我をしていないか探してしまう

レネ : 願いの決闘場の結界の力か、身体に外傷はなかった。
「だ、大丈夫です、リルヴァロン様……よかったぁ……」
一気にほっとした表情で、ぎゅうっとリルヴァロンに抱き着く。

リルヴァロン : 急に抱き付かれ思わず後ろに倒れこんでしまう
「っわ、と、大丈夫そうで、本当に良かった…」
抱き付いてきたレネを、強く抱きしめ返す

レネ : 勢いで抱き着いてしまって、恥ずかしさが後から襲ってくる。でも、今はまだ少しこのまま。
「……いつも、一緒に戦っている気持ちでいたけれど、いざ立ってみると、僕……なにもできなくて……」

リルヴァロン : 抱きしめながら、頭を撫でる
「そんなことありませんよ、レネが隣にいるだけで、声をかけてくれるだけで、どれだけ心強かったか…ありがとう、レネ」

レネ : 「本当、ですか……?」
リルヴァロンの腕の中で、頭を擦り付けて
「……リルヴァロン様が、連れていかれてしまいそうで……僕、必死で」
きゅう、と服の背中のあたりを握って
「もう少しだけ、……こうしてて、いいですか」

リルヴァロン : ふふっと笑って
「ええ、もちろん」
そう言ってしばらく、抱きしめながらレネの頭を撫でてやった
「あなたは、そこにいるだけで、私の力になっていますよ」
そう呟きながら

レネ : 「……へへ」
微笑んで、そっと身体を離して、よいしょ、と立ち上がって
「リルヴァロン様、帰りましょう。……クリスマスパーティー、しましょう」

リルヴァロン : 「そうですね、楽しいクリスマスパーティーにしましょう。おいしい料理もありますから」
起き上がって、ほこりを払う
「さぁ帰りましょう」
そう言って、手を差し出した

レネ : 「……はい!」
リルヴァロンの差し出した手を掴んで、嬉しそうに帰路につく。

監督 : 最終章 end

監督 : カーテンコール

レネ : ご飯を食べた後、一旦部屋に戻って着替えてきた。一度大きく深呼吸して、コンコン、とリルヴァロンの部屋をノックする。

リルヴァロン : コンコン、とノックの音が響いたので、扉を開き
「いらっしゃい、どうぞ」
と中へと促す

リルヴァロン : 簡易的ではあるが、部屋も、クリスマスの飾りつけをしてある
少しでもレネがクリスマスの雰囲気を楽しめるといいのだけれど…

レネ : 「……、お邪魔、しますっ」
扉の間から、ひょこっと中に入る。室内の飾りつけに、わぁ、と呟いて
「きれい……」

レネ : 「僕のために、して、くださったんですか……?」
目をぱちぱちと瞬かせて、リルヴァロンを見上げて

リルヴァロン : 「…まぁ、それもありますが、私が一緒に楽しみたかったから、というのもありますよ」
そう言って、昼間マーケットで買ったオーナメントを手に取る

リルヴァロン : 「これも、一緒に飾りつけ、しませんか?」

リルヴァロン : そして、部屋の片隅にある小さなツリーに目をやる

レネ : ぱっと表情を明るくして
「やりますっ!……小さいツリー、かわいいですね」
買ってきたオーナメントを一つ一つ取り出しながら微笑んで

リルヴァロン : ふふっと笑い、2人でツリーに飾りつけをしていく
「…幼い頃、飾りつけをして以来です。誰かと一緒にやると楽しいものですね」
オーナメントを手に微笑む

リルヴァロン : 「さぁ飾りつけも終わりましたから、乾杯しましょうか」
そう言ってグラスにスパークリングワインを注ぐ

レネ : リルヴァロンの言葉に、幾度か瞬いて
「……幼いころの……」
小さく呟くと、可愛くなるようあちらこちらにオーナメントを飾って
「できた、……ふふ、ツリーもきっと、喜んでますね」

レネ : 部屋のソファにちょこんと座り、しゅわしゅわと泡の立ち上るスパークリングワインを見つめて
「……きれいだな」
グラスを持ち上げて、光に透かして呟く。

リルヴァロン : その様子を微笑みながら見つめる
「そんなに度数は高くないものにしましたから。でも、あまり飲みすぎないでくださいね」
乾杯と呟きグラスを持ち上げる

レネ : 「は、はい。えっと、リルヴァロン様の髪の色に、似てるなって……」
ぼそぼそ呟いて、かんぱい、と合わせるように呟いてグラスを持ち上げる。口を付けると、しゅわ、と口の中で泡が弾け、つんと鼻を抜ける独特の味わいを感じる。美味しい。

レネ : 「……美味しい、です」
ふふ、と微笑んでこく、と飲み込む。顔が、かあっと熱くなる独特の感じ。
「……リルヴァロン様は……幼いころは、ご家族と一緒に、クリスマスを過ごされていたんですか?」

リルヴァロン : 「…?髪の色、ですか、あまり気にしたことはなかったのですが、レネが言うなら似ているのかもしれませんね」
ふふっと笑いながらレネの隣に座り、様子を見つめる
お酒はあまり強くはないかもしれない、そんな風に思いながら

リルヴァロン : 「お酒も口に合ったようでよかったです、でも、美味しいからと言って、飲みすぎないようにしてくださいね」
自分のグラスに入ったそれを飲みながらそう注意する
するとレネからの質問…

リルヴァロン : 「幼い頃…といっても、だいぶ小さな頃ですかね…記憶も曖昧な…でも、それ以来、両親とも多忙だったし、家族で、というのはなかったように思います」

リルヴァロン : 「それだから、こんなにツリーの飾りつけが楽しいなんて思いませんでした、レネに感謝ですね」
温かい気持ちをたくさんもらったなと感じる

レネ : 「似てますよ。……きらきらした、きれいな黄色」
ふふ、と微笑んで
「大丈夫です、……リルヴァロン様がいるから、平気……」
アルコールの感じに驚いたのは最初だけで、飲みやすさにこく、こく、と二口め、三口めと飲む。

レネ : 「……そう、ですか。みんな、忙しくされてる方だったんですね」
腰を浮かせて、隣に座るリルヴァロンに距離をつめて
「僕も、……楽しかったです。マーケットでオーナメントを選ぶのも、一緒に外を歩くのも。今日は、色々、あったけど……」

レネ : 不意に、意を決したように顔を上げて。
「あの、……リルヴァロン様。僕、学校の友達に聞いたんです。クリスマスは、大切な人と一緒に過ごす日で……プレゼントを、渡したりするって」

レネ : 部屋についてから、すぐにソファの裏側に置いた紙袋。クリスマスマーケットで買った小物と一緒に持ってきたので、違和感なく持ち込めたはず。その中から、更に小さく包まれた紙袋を出して

レネ : 「僕……生活に必要なお金はリルヴァロン様から頂いてしまっているし、買ったものだと、お礼にならないかなって……だから、がんばって、作りました」
言い訳っぽくなってしまったけれど、紙袋をそのまま差し出す。受け取ってください、と。

リルヴァロン : 「…私の為に、レネが作ってくれたんですね…」
レネから渡された紙袋を大事に受け取る
「…開けてもいいですか?」

レネ : 「は、はい。……前の世界にいたときに、こういうの、作ったことがあって……」
中身はコインほどの大きさの、木彫りでバラの模様が彫られたブローチピン。これなら、どこかにつけられるかな、という気持ちで。

リルヴァロン : 「……とっても、素敵です…ありがとう、レネ…」
大事にします、そう呟いて、襟元へつける
「…あぁ、とてもいいですね、本当に嬉しい、ありがとう」
ブローチを満足げに撫で、レネをぎゅっと抱きしめる

リルヴァロン : 「大事にしますね…こんなに素敵なもの頂いて…」
少し体を離し、照れくさそうに呟く
「…とても……素敵なものの後に、ちょっと差し上げにくいのですが…」

レネ : 「へへ……ほんとはもっと、華やかなものを贈りたかったんですけど……でも、喜んでもらえて、嬉しいです」
抱きしめられて、わ、と小さく声を上げる。

レネ : 喜んでくれた、良かった――充足感に浸っていると
「?」
リルヴァロンの言葉に、小首をかしげる

リルヴァロン : …少しためらいながら、胸元に忍ばせていたケースを取り出す
レネからプレゼントをもらうつもりなどはなかったのだけれど、自分からはあげるつもりでいたから

リルヴァロン : 「あまり、好みでなかったら申し訳ないのですが、レネからもたった後だと、余計に…」
ふふっと笑い、渡しづらいですが、と付け加え差し出す

リルヴァロン : ケースの中には、シルバーアクセサリーがついたチョーカーが入っている
ちょっと、独占欲がでてしまい…自分の瞳の色と同じ石がワンポイントでついている

レネ : 「……??」
目をまばたかせる。どき、どき、と心臓の鼓動を感じる。もしかして、と思ったところで、目の前に差し出されたケース。
「ぼ、僕に……ですか?えっ……い、いいんですか?」
おどおどと受け取る。

レネ : 受け取って、ケースをじっと眺める。いつも貰ってばかりなのに、という気持ちもあるけれど、それでも贈り物は嬉しい。
「ありがとう、ございます……」
そっと包みを解いて、中を開ける。

レネ : 現れたチョーカーに、わ、と呟いて
「きれい、……僕が、貰っちゃって良いんですか」
こんなすてきなもの、と言いながらも手に取って、じいっと眺めている。

リルヴァロン : 「レネのプレゼントには及びませんが…もらってください」
少しでも気に入って、気が向いた時にでも付けてくれたらいい
余り着飾らないレネだから、何かしらお守りのようなものをあげたかった

レネ : 「……そんなこと、ないです。へへ……リルヴァロン様の目と、同じ色」
ふふ、と微笑んで、一旦プレゼントをテーブルに置き、しゅるしゅると首周りのスカーフを解いて、シャツのボタンをひとつ、ふたつと緩めて
「こう……かな、うん、ついた……」
ぶつぶつと言いながら、その場でチョーカーをつけて

レネ : 「どう、ですか。……似合ってますか?」
ぱっとリルヴァロンを見上げて、はにかんで。

リルヴァロン : あっと思った時には、レネは自分でつけてしまった
恰好つかないなと思いつつ、はにかんだ笑顔に気に入ってくれたようだと安心した
「よかった、似合ってますよ」
こちらも微笑む

レネ : 「ありがとうございます」
にこ、と笑ってはっきりとお礼を言って
「嬉しいな、……リルヴァロン様。僕、この世界に来て、ステラナイツのパートナーになって、……信じられないくらい、毎日幸せで」

レネ : 「けれど僕は、……僕は、ぜいたくだから、あなたにもそう思ってほしいし、あなたのことを、もっと知りたい」
隣のリルヴァロンの肩に額をこつ、と当てて

レネ : 「大好きです、リルヴァロン様。……あなたのこと、いっぱい教えてください。これからも、お傍に置いてください」
言葉があふれて、どんどん口から出てくる。きっと話したくないことも、悲しい思い出も、沢山あるけれど、大好きだから、全部知りたい。

リルヴァロン : 肩にのせられたレネの重み
それは私だって同じだ、それを伝えたいけれど嬉しくて、思うような言葉が伝えられない
「…そんなこと、当たり前ですし、何より…」
レネの両頬を包み、目を合わせる

リルヴァロン : 「私があなたを傍から離すことなどできないです」
そう言って、口づけを落とす
「…もうちょっとだけ、プレゼントとしてもらいますね」

リルヴァロン : そう呟いて、先ほどよりも深く、貪るようなキスをする
「…私は、もっと、あなたの事を知りたいですし、私の事も知って欲しいですから…これからも、いやと言われても離さないので」
覚悟してくださいねと、そっと触れるだけのキスをした

レネ : 両頬を包み顔を上げられて、ぱちぱちと瞬きをすると、唇の感触にかっと恥ずかしさでいっぱいになる。
「え、あ、……!」
返事の前に塞がれた唇に、抵抗することもなく、ふわふわするのはアルコールのせいか、それともキスのせいか、両方か。唇が離れて、また返事をする前にキスをされて、まだ少しふわふわした頭で、思わず、ふふ、と笑ってしまった。

レネ : 「いや、だなんて、言いません。だって……大好きだから」
一度言葉にしたら、抵抗感なく、言葉が出るようになって。
「……だから」
そう呟いて、今度はレネから身を乗り出して、そっと、唇に触れるだけのキスを返して、ふふ、と微笑んだ。

リルヴァロン : レネからのキスに目をぱちくりしてしまう
ふふっと笑って、またこちらからキスをする
「私も大好きですよ、レネ。…ずっと、ずっと…」
そしてまたキスをする…それを繰り返しついばむ様に笑い合いながら

監督 : ――クリスマスイヴの夜は、ゆっくりと更けていく。
彼らの願いが叶うのは、まだ少し先のお話。

監督 : 銀剣のステラナイツ
Twilight Christmas

――end




後記。

あまーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい

いやもうめちゃくちゃ楽しかった……
ホラー設定RPやってもよかったんですけども、せっかくなのでいちゃいちゃクリスマスRPを優先させました(………)
リル様は過去に家族と一緒に片目を失っているので、トワイライトくんにはリル様にの目にはそれらを奪った者に映るように変身してもらいました。
恐らくペアごとにこれ!っていう共通認識がある前提なのかな、とも思うのですが、
リル様とレネだと出会うまでに生きてきた環境が違いすぎるので、やっぱり恐れるものは違ってくるのかなと。
レネはやっぱり元の世界を滅ぼした存在と、相手を失うことを一番恐れているので……

これやってて気づいたんですけど、デュエットは舞台のアクションルーチンとのバトルになるから、ブリンガーとシースのRPが熱い!!
特定ガーデンへの攻撃をフラスタでシース1移動させてブリンガーだけが受ける展開になったときに、攻撃から庇うために突き飛ばす描写を入れたり、
ふたりが受けるはずだった攻撃をシースだけが受ける展開になったのを、トワイライトに組み付いて返り討ちに遭う感じにしたり……
思った以上にデュエット戦闘は描写が……楽しかったですね……!!

そしてシース何もできないの歯がゆい!!笑
どっかのタイミングでフラスタで輝きの盾使ってもらってとか考えてたけど、
初めてだったので初心者向け耐久にしたせいか、結局フラスタ使ったのはリル様がレネを移動させるための1回だけでした。
いやでも正直テキセのRPだったら、これくらいがちょうどいいんじゃないかな……と思わないでもないです。時間もっととれるなら、中級ぐらいにしても熱くて良いかもだけど……

リル様は輝きの盾もあったし、回復系スキルを複数持ってたので今回はスキルの組みなおしはしなかったのですが(白バラが他者移動スキルを持っていなかったともいう)
もし組みなおせる環境下だったら、やっぱりシース移動に使えるスキルが何かあると良いなって思ったりしました。
今回は初心者設定だったからゴリ押しでなんとかなったけど、中級以上だと特にね……フラスタで移動させまくってシース再起できなくなるのも怖いし……

ともあれ前回から散々いちゃいちゃしつつ何もなかったふたりが、
最終的にくっつけたのはめでたい!!
性癖振り切ってめちゃくちゃ楽しかったです!!