あお卓ログ

卓のことつれづれ。

Rose Garden

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監督:さくら藍 俳優:さしみさん
日程:2020年5月17日

ブリンガー×シースの完全BLステラナイツ


ブリンガー 

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リルヴァロン・シス・コストナー
白色のバラ
娼館店主。レネに一目惚れして奴隷商人から買い取る。
スパダリ攻。

シース

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レネ・フォン・クラウゼ
元の世界がロアテラに食われて飛ばされてきた翼人。
リル様に買い取られる。受

エンブレイス:シュヴァルツ
黒色のバラ
レネと一緒に奴隷商人のもとで売られていた。

NPCボルドー・グリドル
黒色のヒルガオ
デュエット調整が難しくて急遽来てもらったステラバトルのみの戦力

ワールドセッティング:学園都
シナリオセッティング:Rose Garden(オリシ)

 

監督 : *************始まります***************

監督 : 舞台の幕は上がらない

喝采の声はない

これより始まるのは、世界を喰らう侵略者との戦い

願いの決闘場に咲き誇るのは、白色の薔薇、黒色の昼顔

使命を遂げよ、星の騎士たちよ

この世界の命運は、あなたたちに託された

監督 : 「銀剣のステラナイツ」


騎士であるならば剣をとれ

世界を守護するのはあなたたちだ

監督 : -第一章-

監督 : ある五月の昼下がり。
レネ・フォン・クラウゼは、仕えているリルヴァロン・シス・コストナーの門の周りを箒を片手に、掃除をしていた。

監督 : 勿論背中の羽根は見えないようにケープで覆い、隠している。
本来であればレネの仕事ではないものの、自分以外の全員が職を持つこの邸内で、何もせずに座っているだけなのは、どうにも落ち着かないのだった。

レネ : 「あれ……?」

レネ : 不意に、カタン、とポストの鳴る音がレネの耳に飛び込む。
振り向くと既に人影はなく、しかし真っ白い封筒が、ポストに入りきらない中途半端な状態で差し込まれていた。

監督 : 郵便物はいつも、朝一番に使用人がチェックしているはずなのに……。
そう疑問に思いつつ、レネはその封筒を取り出し、リルヴァロンのもとへ急ぐのだった。

リルヴァロン : 部屋で事務をこなしつつ、扉の外からパタパタとかけてくる足音が聞こえ、ノックの音が響く
「どうぞ」
と声をかけると、扉の隙間からひょこっとレネが顔をのぞかせた

レネ : 「失礼いたします、リルヴァロン様」
ひょこっと顔をのぞかせると、とことこと近づいていく。
「お仕事中、すみません。あの……ポストに、これが……」

監督 : 白い封筒にシーリングワックスで封をされたその封筒には『招待状』と書かれています。リルヴァロン宛のようです。

リルヴァロン : レネから受け取り、封を切ると、綺麗な装飾が施された紙が出てきた
確認すると、1週間後に政府機関相手のバーティへの招待だった

レネ : 「……」
中身は何だろうとそわそわしつつ、一歩離れたところにちょこんと立っています。

リルヴァロン : ちらりと、レネを見ると可愛らしい姿でこちらを見る瞳と目が合う
「これは…パーティへの招待状です。パートナーを伴って、とありますね…レネ…一緒に行きますか?」
とほほ笑みながら声をかけた。

レネ : 目が合うと、びく、と固まる。
「え、えっと、……僕で、いいんですか。こういう場所、よくわからないから……粗相をしてしまうかも……」
少し不安げに俯く。

リルヴァロン : 本当に愛らしい…今すぐにでも抱きしめたい衝動をこらえつつにこりと笑みをむけた
「もちろんですよ、あなた以外に連れてく気はありませんから」
そう答えて頭をぽんぽんと撫でてあげた

レネ : 「大丈夫……でしょうか」
頭を撫でられると少し安心した表情
「リルヴァロン様がそう仰るなら……行きたい、です」

リルヴァロン : その言葉を聞いて、ほっと胸をなでおろす
「では、一緒に行きましょう。そのパーティで会う方に約束していることがあるのですが、レネの為に用意してもらっているのですよ。楽しみにしていてくださいね」
そう言って、ただのパーティがとても楽しみなものになり、少し心がはやる気持ちでいっぱいになるのだった

レネ : 目をぱちくりと瞬かせ、小首を傾げつつ
「……はい。こういうの、初めてだから……楽しみに、してます」

レネ : 頷きながら、あ、と思い出したように呟く。
「リルヴァロン様、……僕、パーティーに着ていけるような服を……持っていないのですが……」

リルヴァロン : ふふふと笑いながら
「大丈夫、まだ時間はありますから、一緒に服を選びましょう。邸にあるものでも構わないですが、レネと一緒に買いに行くのも…デートみたいで楽しいと思います。どうしたいですか?私としてはデートを楽しみたいのが本音ですけれども」
とニコニコとレネに笑顔を向けた

リルヴァロン : レネの為に、とお願いしていた学校への編入手続。その書類がそのまま来ると思っていたのに、まさかパーティに駆り出される羽目になるとは…
しかし、そのおかげでいつもよそ行きの服は遠慮するレネを着飾れるの上に、デートが出来るかもしれないのだからまぁいいかと思ったリルヴァロンだった

レネ : リルヴァロンの笑顔と「デート」の言葉に動揺しつつ
「ええと……僕……リルヴァロン様と、……一緒に、街へ行きたいです。見立てて頂けますか……?」

レネ : 普段屋敷の外に出ることが無いので、一緒に屋敷の外で外出を楽しみたいという気持ちで

レネ : 「えっと、では……明日のお昼なんて、どうでしょう。夜はステラバトルだけど……明日は、お休みですよね?」
テーブルの横にしゃがみ込んで上目遣い

リルヴァロン : ぱあっと花がほころぶように笑顔を見せたと思ったら、上目遣いでこちらを見るレネに一瞬言葉を詰まらせる
「…よそでその顔は見せないでほしいな…」とレネに聞こえないほどの小さな声で呟く
「では、明日、一緒にデートしましょう。レネに似合う服を先日見つけたので、そこに行けたらと思います」
どうにか取り繕いながらも、目の前の天使の眩しさに動揺していた

レネ : 「……?」
リルヴァロンの言葉は聞こえず、こてんと首を傾げる。
「はい。楽しみ、です。……おめかし、しないと……」
派手な服を持っているわけではないが、前髪を整えるような仕草。はらりと足元に羽根が落ちる。

リルヴァロン : ひとつひとつの仕草が可愛くて仕方がない
「レネは、今でも十分可愛いですから。でも、私の為に、おめかししてくれる…っていうのも悪くはないですね」
そうほほ笑みながら、レネの前に落ちた羽根を拾う
「この羽根ひとつとっても、レネは素敵ですからね」
と拾った羽根にくちづけを落とした

レネ : 羽根が落ちたのを拾おうとした瞬間に拾われてしまい、あっ、と小さく声を上げる。
「それ、あっ、だ、だめです、っ」
その仕草に、かーっと顔が赤くなってしまって
「……すてきじゃ、ないです……」
へなへなと座り込んで、やっとの思いで言い返した。

レネ : 「何が、良いのですか……抜け落ちた羽根の……」
真っ赤になりながら項垂れて、ぶつぶつと呟く。

リルヴァロン : ああ、もう…この子は本当にどこまでも私を魅了する
座り込んだレネの隣にしゃがみこみ、さも当然という体で
「何って、あなたの全ては素敵できれいで、全てを

リルヴァロン : が欲しい…といいかけたところで思いなおす
少し、これだと気持ちが重いか…
「あなたは本当に可愛らしいいです、本当に」
といって頭を優しくなでてあげた

レネ : 「……」
頭を撫でられると、むう、とした表情を浮かべているものの、だんだんくすぐったくなってきてきて、僅かに微笑む。
「……くすぐったいです」
手だけじゃなくて、心も。

リルヴァロン : …仕草ひとつでここまで心をかき乱すのだから、本当に、私は、この子がいとおしくてたまらない
なでていた手も名残おしいが、いつまでたってもこれでは、私の理性が持たない…
「さぁ、レネ、あなたを離し難いのですが、明日出かけるためにもそろそろ他の事務をこなしましょうか」
そういって、レネの手を引き立たせてあげる

リルヴァロン : 「あなたは先ほどから、掃除をしていましたから、休憩に入って下さいね。美味しいお菓子を手に入れたので、厨房の方へ声かけてください」
にこりと微笑みかけ事務の続きをすべく、机に向かった

レネ : 立たせてもらうと、リルヴァロンが仕事中だったことを思い出して眉尻を下げる。
「……はい。……リルヴァロン様も、あまり無理はなさらないでくださいね」
扉の方へとことこと歩いていく。
「お菓子……!わかりました、……後で、こちらにもお持ちします」
少しはしゃいだ声で、そのまま部屋を出ていきます。

監督 : 第一章シーンカット お疲れ様でした

監督 : -第二章-

リルヴァロン : tt StellarKnights : お題表(63) > ため息

監督 : tt StellarKnights : お題表(63) > ため息

レネ : tt StellarKnights : お題表(43) > 小鳥の鳴き声

監督 : 翌日、街に繰り出したレネとリルヴァロン。
レネはおめかしするとは言ったものの、あまり服も持っていないため、いつもの格好に、髪を少し念入りに梳かしてきた様子。

リル :

レネ : 街中に出ることはあまりないので、少し不安げに、リルヴァロンの斜め後ろを歩いています。

リルヴァロン : レネなりに頑張って身なりを整えたであろう姿が愛らしく、街中に慣れていない様子にふふっとなりながら声をかける
「レネ、はぐれてはいけないですから」
とおもむろにレネの手を取る

リルヴァロン : 「繋いでいたらはぐれる心配もありませんからね」
と理由を付け、さりげないふりをして握る手に少しだけ力を込めた

レネ : 手を取られると、ハッとしたようにリルヴァロンを見上げる。
「あ、ありがとう、ございます……」
気恥ずかしく感じながらも、身体をすす、とリルヴァロンに寄せて歩く。はぐれないように、はぐれないように、と心の中で念じながら。

リルヴァロン : 何をしても可愛らしく、抱きしめたい衝動を押さえつけるのに必死なリルヴァロン
「さぁレネ、着きました、こちらにレネの気に入る服があればよいのですが…しかし、何を着てもきっと似合うと思うのですけれどね」
そういいながら、ショップのドアを押して中へと入る

レネ : ショップに入ると、何だか白くて、店内全体がキラキラと光っているように見えて、固まってしまう。
「……」
畏まった様子の店員に、どうぞこちらへとご案内されるも、人形のように目をぱちくりと瞬いている間に採寸される。

レネ : こちらはいかがでしょう、と数着の服がリルヴァロンの前に並べられる。ひらひらとフリルのついた白いブラウス、ベスト、ジャケット、すとんとしたラインのスラックス……
「……どう、でしょうか、リルヴァロン様……」

リルヴァロン : 店員に服をすすめられつつも、何点かを見繕い、今日レネが選ぶ服とは別にレネの普段着にも…と選ぶ

リルヴァロン : その時、レネにどうでしょうかと名前を呼ばれる
レネの姿をみた瞬間はっと息をのむ
はぁっと思わずため息がこぼれた
「とてもよく似合ってますよ」
レネのふわふわとした青いグラデーションの髪によく似合う服を合わせ、見惚れてしまった

リルヴァロン : 合わせているだけなのに、似合いすぎて困る…
そうひとり心の中で呟く

レネ : 自分ではどういうものが良いのか全くわかっていなかったが、リルヴァロンの表情を見て安堵し、ほっとした表情。
「よかった。こういうの、よくわからないから……」
試着されますか、という言葉に、こくりと頷いて試着室へ。
「どう……でしょう」
上から下まで、一式そろえて着せてもらった状態で小首を傾げる。

リルヴァロン : 「……っ」
…心臓に悪いな…
先ほどよりも、試着したことによって、より一層美しさが際立っている
ため息しか出てこない…
「とても、本当にとてもよく似合っています、これは購入しましょう」
それとは別に…と先ほど店員に並べられて服、数点も合わせてと定員に伝えた

レネ : 良かった、とりあえず気に入ってもらえているみたいだ……と、リルヴァロンの様子にほっとした表情。
「おかしいところ、ないですか?よかった……」
一旦試着から元の服に戻り、とことことリルヴァロンのもとへ近づいていく。
「……、増えてません……か……?」
明らかに、先ほど試着していた服以外のものも並べられていて、少し焦った表情でおずおずと問いかける。

リルヴァロン : もとから、レネの普段着も合わせて購入するつもりでいたので、問われたときに不思議に思ったが
「あぁ言ってませんでしたね、レネの普段着を増やそうかと思っていたので、問題ないですよ」
そうだ、と思いつき
「先ほど、採寸もしていたのでしょう?オーダーメイドの服もお願いしましょう」
レネの羽根が窮屈にならないような服を…と思いレネに声をかける

リルヴァロン : リルヴァロンの元へ来てから、レネはわがままも言わず、与えられたもの以外を自分から欲しいとリルヴァロンへ言うことがなかったので、これを機に色々与えてやりたかった

レネ : 「そ、そんな、こんな上等な服を普段着に……なんて、僕にはとても贅沢ですよ……」
小声で慌てた様子で。
「窮屈なのは、少しくらい……我慢、できます。だから、無理に誂えてもらわなくても……」

リルヴァロン : 「無理なんてしていませんし、私がやりたいからやっていることですよ」
そっと背中の羽根あたりをなでる
「それに、この綺麗な羽根も窮屈そうにしているのは私も辛いです。少し、私の我儘として服を誂えさせてはくれませんか?」
これくらいのこと、我儘でも何でもないのに…

レネ : 「っ……」
完全に服で覆い隠している羽根のあたりを撫でられて、びくっと身体が震える。気持ちは嬉しい。けれど、その優しさが少し怖くもあって。
「……ありがとう、ございます……それじゃあ、少しだけ……」
控えめにぺこりと頭を下げる。

レネ : すると店員が、「パーティーへご出席でしたら、よろしければこちらも……」と、上質なつくりのブートニアをいくつか並べて出してきた。

レネ : ブートニア:女性でいうコサージュ的な、男性が胸に差す花

リルヴァロン : レネがあまり納得していないような表情で了承を得たと同時に、店員がブートニアを持ってきた
「あぁ、いいですね、レネはどの色が好みですか?」

レネ : ブートニアに目を落とすと、一際目を引く色があった。
「僕、っ……これが、いいです」
それは、白い薔薇のブートニア。手に取ると、無意識に、リルヴァロンの胸元へ。
「うん……リルヴァロン様、……僕、これを、お揃いでつけたい……です。白い薔薇は……僕たちの、花だから」

リルヴァロン : …っ!
本当に、この子は私の想像以上の答えを返してくれる…
「…そうですね、白い薔薇…」
そういって、レネから白い薔薇のブートニアをとり、レネの胸元へ
「レネにもよく似合っています。私たちの花」
店員に、これを揃いでと2点お願いし会計をすませた

レネ : 「……ありがとうございます」
その言葉には嬉しそうに微笑んで、リルヴァロンが会計する様子を見守る。お金、沢山使わせちゃったな、と少し申し訳なく思いつつも、そのまま一緒に店を出た。服はパーティー当日までに自宅に配送になるそうで。
「来週の、パーティー……楽しみになってきました」

リルヴァロン : レネが嬉しそうにしている姿を横目で見ながらリルヴァロンも口元に笑みを浮かべる
店員から「お買い上げありがとうございました。お二人ともよくお似合いでいらっしゃいましたよ。パーティーのご出席楽しまれてくださいませ」と笑顔で声を掛けられ、リルヴァロン自身も上機嫌になる
「パーティー一緒に楽しみましょうね、レネ」
と再度手を握り店を後にする

レネ : 「……あれ……?」
不意に、レネは視線を感じて立ち止まります。

シュヴァルツ : 「……」
少し離れたところから、長い黒髪の青年が、こちらをじっと眺めている。

レネ : 「……?」

シュヴァルツ : 「……」
青年は薄らと口を開きますが、声は聞こえず、そのまま喧騒に紛れ、その場を立ち去っていきます。

リルヴァロン : 「どうかしましたか?レネ?」
レネが立ち止まるので声をかけた

レネ : 「今の子、……あ……」
思い出したように声を上げる。
「……今、奴隷商にいた時期に、少しだけ一緒の部屋にいた子が……」

レネ : しかしその姿はもうそこにはない。レネは改めてリルヴァロンに向き直る。
「大丈夫、です。……行きましょう」
少し不安げな表情で、手をきゅっと強めに握る。

リルヴァロン : …奴隷商…レネが見ていた方向を見つめる
「…どうしてこんなところに…」
小さく呟き、レネが手を強く握ってくる
安心させるようにリルヴァロンはレネの手を握り返した

リルヴァロン : 「さぁ行きましょうか、夜にはステラバトルがはじまります、それまでの間はゆっくり過ごしましょう」
そいう言って、レネに微笑みかけながら歩みをすすめた

レネ : 「……はい、リルヴァロン様……」
手を握られて、傍らに寄り添うように歩みを進める。
「僕、リルヴァロン様の手が好きだな。……こうしていてもらえると、安心します」

リルヴァロン : 「……本当に…」私の気も知らないで…
「私の手が好きならいつでも握ってあげますよ。いつでも安心できるように」
優しく握りかえす

レネ : 「……はい。ちょっと、恥ずかしいけど」
嬉しそうに微笑みながらも、繋いだ手はそのままで。

監督 : 第二章シーンカット お疲れ様でした

監督 : -幕間-

監督 :

レネ : 夕暮れの庭園、白薔薇が淡く色づいている。
「……リル様、お待たせ、いたしました」
庭園の中で待っているリルヴァロンのもとへ、ひょっこりと現れる。

リルヴァロン : 夕暮れの空に色づく中で、白薔薇の庭園で待っていると、そこへ夕暮れ時の日をきらきらと浴びた髪を弾ませたレネに声をかけられた
「ああ、レネ、いらっしゃい」
とにこりと微笑みかけた

レネ :

レネ : さらさらと靡くリルヴァロンの髪に一瞬見惚れる。
「……リルヴァロン様は、僕のことを綺麗だというけれど……」
無意識のうちに口に出てしまって、ハッと口をふさぐ。

リルヴァロン : 「?けれどなんでしょう?…でも、私は本当のことしか言ってませんよ」
レネが口を押えて慌てている様子だがそれもまた可愛らしい

レネ : 「……、……僕は、あなたのほうが、ずっと綺麗だと思う……」
おずおずと、口から手を離し、顔を真っ赤にして呟く。

レネ : 「リルヴァロン様。……どうか、今日も、ご無事でいてくださいね」
懇願するように。

リルヴァロン : その言葉に、思わず片手で顔を覆ってしまう
「っ……、あなたに言われるなんて、最高の褒め言葉ですね…今から、ステラバトルがはじまるというのに…」
すぐにでも抱きしめて、愛を囁いてやりたいのに…

リルヴァロン : 「レネ…私はあなたがいるから大丈夫です。必ず、勝ちましょう、準備はいいですか?レネ…」
そう言ってレネを見つめる

レネ : 照れているように見える動作に意外に思いながら、静かに頷く。
「……ええ」
リルヴァロンの後ろに回って、おずおずと両手を前に回して、首筋に額をつける。
「僕は……あなたの、翼となり、剣となる」

レネ : レネがそう呟くと、身体はキラキラと砂塵のようになり、リルヴァロンの身体へ纏うように変身します。

リルヴァロン : 背中にあたる、レネの体温を感じた後、キラキラと体にまとわれていく
「…あなたの翼を私の力に…参りましょう!レネ!」

レネ : レネが確かに頷いたことを、リルヴァロンは感じるでしょう。

レネ :

監督 : 幕間シーンカット お疲れ様でした

監督 : ーステラバトル

監督 : 剣をもって願いを示せ

そして剣をもって敵を討て

――いざ開け、輝きと暗闇の舞台

監督 : 願いの決闘場に、リルヴァロンが降り立つと、そこには既に先客となる男性が一人立っています。

ボルドー : 「今日一緒なのはあんたか。よろしくな」

リルヴァロン : 降り立ったと同時に、声をかけられた方へ向く
「…もしかして、一緒に戦ってくださるステラナイトの方…よろしくお願いします」
と軽くあいさつをする

ボルドー : 「ああいや、そんな畏まらなくてもいい。俺はボルドー。今日は勝とうな、互いの願いのために」

リルヴァロン : 「ええ、願いの為に。必ず。ああ、自己紹介がおくれました、私はリルヴァロンと申します」

監督 : 挨拶をしていると、願いの決闘場の頭上が暗く、暗雲がたちこめる。
すると彼らの反対側から、一人の青年が歩いてきた。

シュヴァルツ : 「……お前たちは……」
そう呟く声は低くしゃがれていて、とても彼本来のものではないようだった。焦点も定まらず、どこか正気ではない様子。

ボルドー : 「おいでなすったか……」
サイのような剣を構える。

リルヴァロン : 「!あなたは……」
青年を確かめると昼の出来事を思い出す
彼は確か、奴隷商の…

ボルドー : 「知り合いか?……あれは、”落ちて”しまったやつだ。ああいうのの目を覚まさせるのも、俺たちの役割ってわけだ」

リルヴァロン : 「そう…なのですか…私の…大切な方の知り合いだと聞いていたので…」

リルヴァロン : 少し驚きながらもボルドーから聞いた言葉に自身も細みの剣を身構える

シュヴァルツ : 「知らない……お前なんて……お前なんてっ!!」
そう叫ぶと、全身から薔薇の蔓が飛び出し、視界を黒く染め上げていく。

監督 : ではバトルに入ります。まずはセットから。エネミーの駒を配置します。

監督 : 次は、ステラナイトの駒を配置してください。

監督 : 【ラウンド1 セットルーチン】
ステラナイトたちの周りに、棘が張り巡らされている!
全てのステラナイトは、このラウンド中にダイスで1を出したら、その都度1点のダメージを受ける。

system : [ ボルドー ] チャージダイス : 3 → 4

system : [ リルヴァロン ] チャージダイス : 2 → 3

ボルドー : 4SK StellarKnights : (4SK) > 1,2,2,4

リルヴァロン : 3SK StellarKnights : (3SK) > 2,3,6

system : [ ボルドー ] ブーケ : 300 → 297

ボルドー : プチラッキー使用

監督 : チャージダイス2→3へ移動

シュヴァルツ : 4sk StellarKnights : (4SK) > 1,1,4,6

system : [ シュヴァルツ ] がダイスシンボルを 4 に変更しました。

system : [ シュヴァルツ ] がダイスシンボルを 6 に変更しました。

監督 : チャージ判定終了、シュヴァルツのターンに入ります。

シュヴァルツ : No.1「騎士のたしなみ」「あなたはキャラクター1体に【アタック判定:2ダイス】を行う」と「あなたは1マス移動する」を好きな順番で1回ずつ行うことができる。

シュヴァルツ :

シュヴァルツ : 「……なんだ、お前は……その目は……」
朦朧とした表情で、リルヴァロンのもとへ近づいていきます。

シュヴァルツ : 1マス移動し、リルヴァロンへアタック判定2ダイス。

シュヴァルツ : 2sk4 StellarKnights : (2SK4) > 1,6 > 成功数: 1

system : [ リルヴァロン ] 耐久力 : 16 → 15

シュヴァルツ :

シュヴァルツ : リルヴァロンに黒い薔薇の蔓が襲い掛かる。

リルヴァロン : 敵、シュヴァルツが近づいたかと思ったら黒い薔薇が体をかすめる
「…くっ!」
痛みに顔が歪んでしまう

ボルドー : 「リルヴァロン!」

シュヴァルツ : 「……何を見ている。次はお前だ!」
ボルドーのもとへと走る。

リルヴァロン : 「ボルドーそちらへ行きましたっ!」

シュヴァルツ : No.1 騎士のたしなみ 2→3へ移動。アタック判定:2ダイス

シュヴァルツ : 1sk StellarKnights : (1SK) > 4

system : [ リルヴァロン ] 耐久力 : 15 → 14

シュヴァルツ : 3sk3 StellarKnights : (3SK3) > 2,3,5 > 成功数: 2

system : [ ボルドー ] 耐久力 : 16 → 14

ボルドー : 「くっ……」
襲い掛かる薔薇の棘を払うように切るが、攻撃を続けて受ける形になる。

シュヴァルツ : No.4 暗がりの吸血鬼 キャラクター1体に【アタック判定:3ダイス】を行う。その後、あなたの耐久力を2点回復する。

シュヴァルツ : ふらふらとリルヴァロンの首筋に手を掛け、噛みつこうと試みます。

シュヴァルツ : 4sk4 StellarKnights : (4SK4) > 1,4,5,6 > 成功数: 3

system : [ リルヴァロン ] 耐久力 : 14 → 11

リルヴァロン : 「ぐあっっ!!!!」
おもむろに掴まれたと思った直後に首筋に痛みが走る

シュヴァルツ : 「はっ……お前の力など、こんなもの……」
と呟きながら、二人を見下ろしています。

監督 : 【予兆】
「お前たちは何者なのだ……」
そう問いかける声が、天から響きます。
この効果が実行される時点で、ガーデン1,2,3にいない基幹世界人と、ガーデン4、5、6にいない隣人は、1ダイスのダメージを受ける。

ボルドー : 「くっ、この世界の人間じゃないからって、随分冷たいじゃねぇの……」

ボルドー : No.3 黒刃のかきむしり あなたは1マス移動しても良い。その後、キャラクター1体に【アタック判定:2ダイス】を行い、【アタック判定:2ダイス】を行う。その後、あなたは1点のダメージを受ける。

ボルドー : 3→4へ移動、シュヴァルツへアタック判定

ボルドー : ダイスブースト×3

system : [ ボルドー ] ブーケ : 297 → 285

ボルドー : 5sk3 StellarKnights : (5SK3) > 1,2,3,4,6 > 成功数: 3

ボルドー : ダイスブースト×3

system : [ ボルドー ] ブーケ : 285 → 273

ボルドー : 5sk3 StellarKnights : (5SK3) > 3,3,3,4,5 > 成功数: 5

system : [ ボルドー ] 耐久力 : 14 → 12

ボルドー : 「くらえっ……!」
目にもとまらぬ速度で切りつける。

シュヴァルツ : 「くそっ……!」
対抗するも、身体に無数に斬りつけられ、顔をゆがめる。

ボルドー : No.1 騎士のたしなみ 移動は無し、シュヴァルツへダイスブースト×3

system : [ ボルドー ] ブーケ : 273 → 261

ボルドー : 5sk3 StellarKnights : (5SK3) > 1,1,2,3,3 > 成功数: 2

ボルドー : リロールします

system : [ ボルドー ] ブーケ : 261 → 256

ボルドー : 5sk3 StellarKnights : (5SK3) > 1,3,4,4,4 > 成功数: 4

system : [ ボルドー ] 耐久力 : 12 → 11

ボルドー : []

ボルドー : 「さっさと、散れ……!」
剣を真っ直ぐ振り下ろします。

シュヴァルツ : 「うぐっ……!ステラナイトめ……!」
低くくぐもった声で、憎悪を込めた目で見上げています。

ボルドー : 2,4は温存で。終了します。

監督 : 予兆が実行されます。
しかし、ボルドー、リルヴァロン共に該当ガーデンにいないため、ダメージは負いませんでした。

監督 : 【予兆】「うるさいうるさいうるさい、こんな世界、なくなってしまえばいいんだ……!」
そう黒い薔薇の中から声がします。声に共鳴するようにに、どっと黒い薔薇が咲き乱れます。

監督 : この効果が実行される時点で、ガーデン2、4、6にいるステラナイト全員にアタック判定:3ダイスを行う。

監督 : お待たせしました。リルヴァロンのターンです。

リルヴァロン : No.3 二重に響け白刃 キャラクター1体に【アタック判定:2ダイス】を行い、その後【アタック判定:2ダイス】を行う。

system : [ リルヴァロン ] ブーケ : 300 → 288

リルヴァロン : 5SK3 StellarKnights : (5SK3) > 1,2,2,5,6 > 成功数: 2

system : [ リルヴァロン ] ブーケ : 288 → 276

リルヴァロン : 5SK3 StellarKnights : (5SK3) > 3,5,5,5,6 > 成功数: 5

system : [ リルヴァロン ] 耐久力 : 11 → 10

リルヴァロン : むせかえるほどの匂いで黒い薔薇が周囲に咲き乱れる
「っ!凄い香りですね…今度は私の番です!行きますよ!!!」
そういってシュヴァルツに向けて勢いよく剣で切りつける

シュヴァルツ : 「う……ッ!この!」
自分の薔薇の棘を盾にしようとするものの、跳ねのけられてしまう。

リルヴァロン : No.2 閃光の突撃 あなたは1~3マスまで移動する。キャラクター1体に【アタック判定;[1+移動したマス数]ダイス】を行う。

リルヴァロン : 2→3へ移動

system : [ リルヴァロン ] ブーケ : 276 → 264

リルヴァロン : 5SK3 StellarKnights : (5SK3) > 3,3,3,3,3 > 成功数: 5

リルヴァロン : 「続けていきますよ!!!くらえっ!」
斬撃を繰り出します

シュヴァルツ : 「ああっ……!」
蔓と共に斬り伏せられ、膝を折るが、まだ耐久力が残っているようでぎろりと殺意に満ちた目を向けてくる。

リルヴァロン : 6温存で終了です

監督 : 了解です。予兆の通り、どっと咲き誇る薔薇の花びらが、ボルドーに襲い掛かります。

監督 : 3sk3 StellarKnights : (3SK3) > 1,2,4 > 成功数: 1

system : [ ボルドー ] 耐久力 : 11 → 10

ボルドー : 「っ……!ゴホッゴホッ……きつい匂いだな……」

監督 : これにてラウンド1終了です。ラウンド2に移ります。

監督 : 【ラウンド2 セットルーチン】
エネミーの周囲に、それを癒すように黒い薔薇が咲き誇る。
エネミーの耐久力を2点回復します。

system : [ リルヴァロン ] チャージダイス : 3 → 4

system : [ シュヴァルツ ] チャージダイス : 3 → 5

system : [ ボルドー ] チャージダイス : 4 → 5

シュヴァルツ : 5sk StellarKnights : (5SK) > 3,4,4,5,5

system : [ シュヴァルツ ] がダイスシンボルを 5 に変更しました。

リルヴァロン : 4SK StellarKnights : (4SK) > 1,1,1,5

system : [ シュヴァルツ ] がダイスシンボルを 4 に変更しました。

system : [ シュヴァルツ ] がダイスシンボルを 4 に変更しました。

system : [ シュヴァルツ ] がダイスシンボルを 5 に変更しました。

system : [ シュヴァルツ ] がダイスシンボルを 3 に変更しました。

[情報] system : [ リルヴァロン ] ブーケ : 264 → 259

リルヴァロン : 4sk StellarKnights : (4SK) > 2,4,4,5

ボルドー : 5sk StellarKnights : (5SK) > 1,4,4,6,6

ボルドー : リロールします

system : [ ボルドー ] ブーケ : 256 → 251

ボルドー : 5sk StellarKnights : (5SK) > 2,2,3,5,5

ボルドー : プチラッキー使用。2→3へ

system : [ ボルドー ] ブーケ : 251 → 248

リルヴァロン : プチラッキー使用。4→3

system : [ リルヴァロン ] ブーケ : 259 → 256

シュヴァルツ : No.3 黒刃のかきむしり
あなたは1マス移動しても良い。その後、キャラクター1体に【アタック判定:2ダイス】を行い、【アタック判定:2ダイス】を行う。その後、あなたは1点のダメージを受ける。

シュヴァルツ : 移動は無し。リルヴァロンへ。

シュヴァルツ : 3sk4 StellarKnights : (3SK4) > 1,5,6 > 成功数: 2

シュヴァルツ : 3sk4 StellarKnights : (3SK4) > 1,4,4 > 成功数: 2

シュヴァルツ :

system : [ リルヴァロン ] 耐久力 : 10 → 6

シュヴァルツ : 「私と……あいつの、何が違うんだ……!」
ぎろりとリルヴァロンを睨みつけ、全身から黒い蔓と棘が、リルヴァロンに襲い掛かる。

リルヴァロン : 「ぐあぁぁっ!!」
黒い蔦と棘が襲い掛かり、容赦なく体を切り刻んでいく

シュヴァルツ : No.4 暗がりの吸血鬼 キャラクター1体に【アタック判定:3ダイス】を行う。その後、あなたの耐久力を2点回復する。

シュヴァルツ : そのまま、リルヴァロンに続けて攻撃します。

シュヴァルツ : 4sk4 StellarKnights : (4SK4) > 4,5,5,6 > 成功数: 4

ボルドー : No.4 黒花の頂点 あなた以外の誰かがダメージを受ける時、そのダメージを【半分(端数切捨)】にする。

ボルドー : 「リルヴァロンっ!」
ヒルガオの花が舞い、攻撃中のシュヴァルツを阻む。ダメージを半減します。

system : [ リルヴァロン ] 耐久力 : 6 → 4

リルヴァロン : 「くっ…あ…ありがとうございます…!ボルドー…!」
それでもだいぶダメージを受けたリルヴァロンは肩で息をしていた

シュヴァルツ : 「くそ貴様……俺の邪魔をするな!!」
そのままボルドーへ、攻撃の標的を変える。

シュヴァルツ : No.4 暗がりの吸血鬼 キャラクター1体に【アタック判定:3ダイス】を行う。その後、あなたの耐久力を2点回復する。

シュヴァルツ : 4sk3 StellarKnights : (4SK3) > 1,2,4,5 > 成功数: 2

system : [ ボルドー ] 耐久力 : 10 → 8

ボルドー : 「ぐっ……!まだまだ……!!」

シュヴァルツ : 残りは温存。終了で。

監督 : 【予兆】ふらふらになりながらシュヴァルツが二人に問いかけます。
「なあ、……あんたたちには、愛する大切な人が……いるか?」
その言葉は、低くくぐもった声ではなく、シュヴァルツの素の声のようです。

ボルドー : 「何を、訳のわからないことを……!」
剣を構え、戦いに入ります。

ボルドー : No.3 黒刃のかきむしり あなたは1マス移動しても良い。その後、キャラクター1体に【アタック判定:2ダイス】を行い、【アタック判定:2ダイス】を行う。その後、あなたは1点のダメージを受ける。

ボルドー : 4→3へ移動。ダイスブーストします。

system : [ ボルドー ] ブーケ : 248 → 236

ボルドー : 5sk3 StellarKnights : (5SK3) > 1,2,5,5,6 > 成功数: 3

ボルドー : もう一度。

system : [ ボルドー ] ブーケ : 236 → 224

ボルドー : 5sk3 StellarKnights : (5SK3) > 1,2,2,4,5 > 成功数: 2

system : [ ボルドー ] 耐久力 : 8 → 7

ボルドー : 「くらえ……!」
シュヴァルツのもとへ走り、剣を振り下ろします。

ボルドー :

ボルドー : 「リルヴァロン、走るぞ」
No.2 夜を駆けよ あなたと、あなたと同じガーデンにいるこの効果に同意した任意のキャラクター一体は、同じガーデンへ1マス移動する

ボルドー : No.3 黒刃のかきむしり あなたは1マス移動しても良い。その後、キャラクター1体に【アタック判定:2ダイス】を行い、【アタック判定:2ダイス】を行う。その後、あなたは1点のダメージを受ける。

ボルドー : 移動は無し。シュヴァルツに向かって攻撃します。

ボルドー : ダイスブースト2回分入れます。

system : [ ボルドー ] ブーケ : 224 → 212

ボルドー : 5sk3 StellarKnights : (5SK3) > 1,2,4,6,6 > 成功数: 3

system : [ ボルドー ] ブーケ : 212 → 200

ボルドー : 5sk3 StellarKnights : (5SK3) > 1,3,3,4,5 > 成功数: 4

system : [ ボルドー ] 耐久力 : 7 → 6

ボルドー : 「ッこれで、最後だっ……!!」
シュヴァルツのもとへ走り、思いきり剣を振り下ろす。

シュヴァルツ : 「ぐうっ……!」
攻撃を受けながら、シュヴァルツは……小さく、微笑んだ。

シュヴァルツ : No.5 黒影はほら、あなたの後ろに あなたにダメージを与えたキャラクターに対し、あなたは【あなたの受けたダメージと同じ値】のダメージを与える。

system : [ ボルドー ] 耐久力 : 6 → 0

ボルドー : 「なっ……」
切りかかると同時に全身に襲い掛かる黒い茨、それらを避けることが出来ず、ボルドーはそのまま呑み込まれてしまう。

監督 : ボルドーは耐久力0となり、戦闘不能となりました。

シュヴァルツ : 「なぁんだ、つまらないの……あいつにも答え、聞いてみたかったな……」
吐き捨てるように言って、リルヴァロンに向く。
「なあ、聞かせろよ。あんたには……愛する大切な人が、いるんだろ」

リルヴァロン : 「ボルドーっっ!!!!!」
目の前にいたボルドーが茨の中へと消えていった
「…なんてこと…」
先ほどまで傍らにいたボルドーがいなくなってしまったことで言い表せない不安と恐怖が襲い掛かる

リルヴァロン : 問いかけられる言葉にもすぐには反応を返すことができない…
愛する大切な人…
「…では…あなたには、いるのでしょうか…その愛する大切な人というものが」
強く柄を握る

リルヴァロン : 愛する大切な人、そう問われたときに浮かんだのは微笑むレネの姿だ

シュヴァルツ : 「俺には……関係ないだろ。今は、お前に聞いてる……」
しゅるしゅると蔓がリルヴァロンの眼前に伸びる。
「答えろよ。答えないと……俺、何をするか……」

リルヴァロン : 「私には、いますよ…大事な、私の大切な人が…その愛する人の為に、今ここで!あなたを倒しますっ!!!」
そう言って剣を構えます

シュヴァルツ : 「……そうかよ」
しゅるしゅると蔓が引いていったかと思えば、ばしんと鞭のように地面を打つ。
「まあ、おまえには、この世界とその誰かと一緒に、ここで心中してもらうんだけどな」

監督 : ここの【予兆】は、答えるか、答えないかで、アタック判定が決まる内容でした。今回はリルヴァロンがちゃんと答えてくれたので、アタック判定無しです。

監督 : 【予兆】
シュヴァルツが目を閉じ、カッと開くと、真っ黒い薔薇の棘を纏った蔓が、一斉にリルヴァロンへ襲い掛かります。

監督 : この効果が実行される時点で、全ステラナイトにアタック判定:4ダイスを行います。これはどのガーデンにいても、等しく受けます。

監督 : お待たせしました。リルヴァロンのターンどうぞ!

リルヴァロン : No.3 二重に響け白刃 キャラクター1体に【アタック判定:2ダイス】を行い、その後【アタック判定:2ダイス】を行う。

リルヴァロン : ブーストかけます

[情報] system : [ リルヴァロン ] ブーケ : 256 → 244

リルヴァロン : 5sk3 StellarKnights : (5SK3) > 1,2,3,4,5 > 成功数: 3

リルヴァロン : もう一回

system : [ リルヴァロン ] ブーケ : 244 → 232

リルヴァロン : 5sk3 StellarKnights : (5SK3) > 2,3,4,6,6 > 成功数: 4

リルヴァロン : 「行きますよ!!!」
シュヴァルツに詰め寄り剣を振り下ろす

シュヴァルツ : 「っ……」
眼前に迫る剣を払おうとしたものの、そのまま攻撃を食らってしまう。
「ぐあああああっ……」
低くくぐもった声と、本来のものであろう少年の声が混ざったような断末魔が響き、その場に崩れ落ちる。

監督 : シュヴァルツ、今のリルヴァロンのスキルにより耐久力が0となりました。同時に周囲に伸びていた蔓が消え、晴れやかな夜の景色に戻ります。ボルドーは倒れていましたが、意識を取り戻しました。

ボルドー : 「っ……俺は……やられてたのか。リルヴァロン、お前があいつを倒してくれたのか……ありがとな」

リルヴァロン : 「…やりましたか…」
はぁはぁと息を整えながら、ボルドーの姿をとらえ、ほっとする
ボルドー、大丈夫でしょうか」
と近くまで駆け寄っていく

リルヴァロン : 「こちらこそ、あなたのお陰で、倒すことが出来ました。有難うございます」
手を差し出して体を起こすのを手伝う

ボルドー : 「……ふ、悪いな……俺前も無茶やって、もう後がなかったんだ。助かった」
手を借りて立ち上がる

ボルドー : 「それじゃあ、俺は一足先に戻るわ。……また、どこかの戦場で会えたら、よろしくな」
ボルドーはそのまま、女神の力によって元の場所へ帰ってゆきます。

監督 : 倒した相手――シュヴァルツも、光に包まれ、元の場所に転送されようとしていますが、そんな中虚ろな目でリルヴァロンを見上げています。

リルヴァロン : 消えていった場所を見つめながら再度「ありがとうございました」とお礼を言うと同時に、シュヴァルツもこちらを見ていることに気づきます

リルヴァロン : その時、昼間のレネの表情を思い出し、少なからず、シュヴァルツへ情のようなものがあったのかもしれないと考えた
光に包まれ消えゆくシュヴァルツへ
「…あなたにも、あなたを思う大切な人ができますよう」
そう思いを込めて呟いた

リルヴァロン : そう呟いたときにまた、リルヴァロンも光に包まれ元の場所へと帰るのだった

シュヴァルツ : 「できるかな……できると、いいな……」
ゆっくりと目を閉じ、元いた場所へ帰還していきます。

監督 : 彼はロアテラに一時的に操られていたにすぎないため、少しずつこの夜のことは忘れていくでしょう。

監督 : ステラバトル終了です。 お疲れ様でした!!

監督 : ー カーテンコール ー

監督 : パーティーの後、用意された客室へ戻る二人。

レネ : 「……ふう」
部屋に入ると、安心したように一息吐く。

リルヴァロン : 沢山の招待客がいたため、レネにとっては少し疲れる場所だったのかもしれない
「レネ、疲れたでしょう」
そういって椅子に座るよう促す

レネ : 座るよう促され、大人しくちょこん、と座る。
「リルヴァロン様、あのぅ……僕、ちゃんとできていましたか?」

レネ : 「少し疲れました……けど、楽しかったです、とても」

リルヴァロン : 可愛い仕草で問いかけるレネに
「えぇ大丈夫でしたよ。みなさんがあなたに向ける目に嫉妬するくらいでした」
ふふふと笑いながら頭をぽんぽんと撫でる

レネ : 「……」
頭をぽんぽんと撫でられて、顔が赤くなる。
「けれど、良かった。……リルヴァロン様こそ、お疲れではありませんか。僕、お茶を淹れます」
座った傍から立ち上がって、部屋のティーセットを使おうとして

レネ : 紅茶をリルヴァロンとレネの二人分淹れて、テーブルの上へ。

リルヴァロン : 「あぁレネ、お茶くらい自分で入れますのに…」
リルヴァロンが静止する前に、レネに紅茶を淹れられた
お茶を飲みながらほっと肩の力を抜く

リルヴァロン : 「ありがとうございますレネ。あなたが淹れるお茶は本当に美味しいですね」
とにこりと微笑む

リルヴァロン : 先ほどパーティーで約束していた、レネの学校の手続きの用紙を無事に受け取れてほっとしていたリルヴァロン
そして、そっとそれをレネの前に差し出す

レネ : 「これくらい、やらせてください」
そう言いながら、自分も再び腰かけ紅茶を啜る。
「……? リルヴァロン様、これは……?」
差し出された書類が何だかわからず、ぱちくりとリルヴァロンと見比べるように見る。

リルヴァロン : 「…あなたは私の元へ来て、やらなくていいといっても、雑用ばかりしているので、そんなことしなくてもいいように、ちゃんと学校に行くのはどうでしょうか?本来レネは学業を学ぶべき年ですし、あなたがよければ、ですが」
そういって中の書類を広げる
学校はいくつか用意させたつもりだ
レネが行きたいところへ行かせてやりたい
リルヴァロンはそう考えていた

レネ : 「学校……えっ、これ、僕の……!?」
そう呟いて漸く、自分の話をされていることに気付く。
「そんな……え……?」
園都市の学校のパンフレットが並ぶ。この世界に来てまだ奴隷商とこのリルヴァロンの世界しか知らなかった自分にとって、それは思いがけない言葉だった。

レネ : 「雑用ばかり……ご迷惑でしたか?」
リルヴァロンの言葉に、少ししょんぼりした表情を浮かべて。

リルヴァロン : その表情をみて慌てて否定をする
「違いますよ。本当はずっと私の傍らに置いておきたいですし、部屋から一歩も出さずに、何もしなくてもいいというくらいには思っているのですが、さすがにそれはと私のお目付け役がいうものでね」
と長年リルヴァロンを補佐している男を思い出す

リルヴァロン : 「レネはとても頭の回転がよくて、私が思うよりも先に行動できる。だからこそ、もっと知識を広めてもいいのではないでしょうか?もちろん、無理にとは言いません。レネが学校に行きたいと望むのであれば行ってもいいですし、屋敷にいたいというのであればそれでもかまいません」
そういって、レネの頬を撫でる

リルヴァロン : 「あなたの年くらいだと、勉学がしたいかと思いましたが…私の隣にずっといるというのも…私は悪くはありませんがね」
そう言ってくすくすと笑った

レネ : 頬を撫でられ、くすぐったそうに目を細めるも
「……僕は……リルヴァロン様のお邪魔でなければ、これからも、ずっとお傍に置いてほしい……って、思っています……」
上目づかいで見上げながら

レネ : 「けれど……学校に行くことで、リルヴァロン様のお仕事や、お家のことのお手伝いが、出来るかもしれない……」

レネ : 「沢山、甘えちゃうことになると思うんですけど……僕、学校に行きます。……ありがとうございます」
その場で、ぺこりと頭を下げる。

リルヴァロン : 「そうですか、わかりました」
ほっと胸をなでおろす
「私はこれでも大きなお屋敷に住んでいて、幸い色々な伝手もたくさーんあります。レネが心配することは何もないですので、レネが思うように気兼ねなく勉学に励んでくださいね」
と少しおどけたように言いながらぽんぽんと頭を撫でる

レネ : ぽんぽんと撫でられる手に、嬉しさよりも、少しだけ寂しさが勝った。
「リルヴァロン様。……僕も、あなたのお役に立てるようになる日が、きっと……必ず、来ます。来るように、努力します」

レネ : 椅子から立ち上がり、リルヴァロンが座る椅子の傍らに立って、おずおずと手を握る。
「だから……僕を、あなたの、家族にしてほしい。僕はずっと、あなたの傍にいます。女神に願った、願い事が叶ったその後も……ずっと」

レネ : リルヴァロンの手を両手でしっかりと握り、真っ直ぐ、少し必死になって、言葉を伝える。

リルヴァロン : はっと息をのみ言葉に詰まる…
「…レネ」
レネに握りしめられた手を引き寄せ、レネをリルヴァロン自身の膝の上にのせる
わっと聞こえた瞬間目の前にレネの顔がある

リルヴァロン : 「私は、あなたを離すつもりはありません。あなたが嫌だと言っても私からはあなたを離せないでしょう。絶対に。願いが叶うその時も、願いが叶ったその後も」
そういってレネをぎゅっと抱きしめた
「今回のステラバトルでシュヴァルツに問われたときに浮かんだのはあなたの顔。大切なのはあなたです。大切で愛しい人。レネ」
抱きしめる腕に力を込めた

リルヴァロン : 「ずっと、ずっとそばにいてくださいね。レネ」
そう優しく呟いた

レネ : 「っ……?」
すとん、と素直にリルヴァロンのお膝へ。
抱きしめられて、わあ、と呟いてぱちぱちと瞬く。かあっと顔が熱くなって、なんとなく意味合いを理解して。
「……リルヴァロン様……」
きゅっとしがみつくように服を掴む。
「僕の……僕の方こそ。……僕には、あなたしかいないから……だから、ずっと……」
お傍に、置いてください、応えるように小さく呟く。

リルヴァロン : 愛しさがこみ上げる。どこまでも可愛くて愛しくて愛してやまない
どうすればリルヴァロンの気持ちが全部伝わるのかわからない
少し腕を緩め、レネの顔を見つめる。真っ赤になったその顔も愛おしい
「…いや…かもしれませんが、レネ…すみません」
我慢が出来ず、それでも精一杯の理性を保ちながらレネのおでこにキスを落とした

リルヴァロン : 嫌われるのは嫌だからという建前と、これ以上すると理性が持たないというのが本音で
しかし、キスがしたくてたまらなかった

レネ : おでこにキスをされると、ぽかんとして
「嫌、だなんて……」
目をぱちぱちと瞬いて、リルヴァロンを見上げる。
「……えへへ」
それも全部、自分を大切に思ってくれてのことだろうということも伝わって、レネは笑顔で自分から、リルヴァロンにこてんと寄り添った。

リルヴァロン : …本当に、わかってやっているのでしょうか?
と少し思いながらも寄り添ってくるレネをぎゅっと抱きしめた
「…私は…耐えられるのでしょうか…」
と小さな声で呟いた

レネ : 「……僕、もう、十八歳ですよ」
リルヴァロンの言葉にそれだけ呟くと、腕の中からひょいっと離れるように立ち上がって
「いつまでも、……子供だって、思ってないでくださいね」
窓際で、カーテンをシュッと引きながら、悪戯っぽく微笑んだ。

リルヴァロン : 目をぱちぱちとして少し驚いた表情をしたあと、ふっと口元に笑みを浮かべる
「…そういうことなら、手加減はしませんが、それでもいいということでしょうか?」
そういいながら、窓際にいるレネのもとへ歩みを進め捕まえる
「これからどうしましょうか?レネ?」
悪戯好きの天使に悪戯するように声をかけるリルヴァロンだった

レネ : 「リルヴァロン様は、なんだかんだ、そうやって僕に聞いてくれる。……優しいですよね」
オーダーメイドの服なので、背中から羽根を出すことが出来る。ふわっと羽根を広げて
「……どうぞ、リルヴァロン様の思うままに」
両手を広げて、悪戯っぽい表情を浮かべるリルヴァロンを見上げた。この人は、自分に対して酷いことはしない。そう、知っているから。

リルヴァロン : 本当に、どこまでも私を翻弄してくれる
レネに近づき抱きしめるような格好で、レネの羽根を撫でる
「その美しい姿を私の手にゆだねてもいいということですよね?ここからは、否定の言葉は聞けませんよ」
そういって、レネの顔を見つめ、腰を引き寄せたのだった

監督 : パーティーの夜は更けてゆく。
守られた世界で、また守られた日常が回りだす。
帰るべき誰かの、帰るべき人の元へ、人々はまた動き出す。

白い薔薇の花言葉――『私はあなたにふさわしい』

銀剣のステラナイツ『Rose Garden』 END

 

 

 

ここに結婚式場を建てよう。
久々に読み返したけど、まじでずっといちゃついてる……糖度が……

ボルドーは友人との卓で使ったPCの小説でちょろっと登場したNPCでした。
せっかくなのでデータ組んで参戦させたけど普通に負けましたね。
代わりにリル様のRPが輝いたので良し(?)
シュヴァルツ、初めてエンブレイス動かしたんだけど結構気に入ってます。
ふたりが白バラなので、エンブレイスは黒バラにしました。